« ある朝スウプは | トップページ | 東京ゾンビ »

2006/06/16

木浦(モッポ)は港だ

製作年:2004年
製作国:韓国
監 督:キム・ジフン

自分の望む生活スタイルと自分本来の能力とがうまく噛み合えば、満足すべき生涯を送ることができる。だが、往々にしてそのバランスがとれていない事の方が多いものだ。本作品ではそのことが極端な形で強調されている。

主人公のスチョル刑事(チョ・ジェヒョン)は秀逸な頭脳を持ちながら、犯罪捜査の現場で犯人逮捕を試みて大失敗してしまう。それでもめげず、潜入捜査を志願していく。

自分の能力を知ることが、妥当な挑戦と無謀な挑戦を分けることになる。

本作品でもっとも不満なところは、危機に陥ったとき、その脱出のディティールを省き、次の場面へ簡単に移行してしまうところだ。そんなことが続くと、物語のリアリティを著しく損なうことになってしまうのだ。

その最たるところは、自身も指名手配となってしまい、窮地に陥った兄貴分をいかにして救うかというクライマックスだ。あれでは基本的な問題解決にはならないと思うが、アクション場面でごまかし、いつの間にか大団円になってしまっている。これでは納得がいかない。

主人公チョ・ジェヒョンって、どこかで見た顔だと思っていたが、なんとキム・ギドク監督の「悪い男」のヤクザだったのか。鑑賞後に様々なレビューを読んで初めて知りました。あまりにも違う役柄に驚嘆しました。

|

« ある朝スウプは | トップページ | 東京ゾンビ »

製作年:2004年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59722/10544068

この記事へのトラックバック一覧です: 木浦(モッポ)は港だ:

» 『木浦(モッポ)は港だ』(2004年) ★★★☆☆ [どっぷりレビュー]
韓流シネマ・フェスティバル2005作品です。わたくしの一人祭りも残り5本となりました。観きった暁には小さくガッツポーズでもしようかと思っています。そんなことはどうでもいいんです。『木浦は港だ』。そのまんま(東は離婚しましたが)木浦という港町が舞台です。...... [続きを読む]

受信: 2006/06/16 10:37

» 木浦は港だ/チョ・ジェヒョン、チャ・インピョ、ソン・ソンミ、ソン・ビョンホ [カノンな日々]
2005韓流シネマフェスティバル出品作。この作品もチョ・ジェヒョンさんが出演してますが、こちらは主演です。ダブル主演のもう一人は韓国で「チャ・インピョ・シンドローム」とまで言われるほどの人気を誇ったチャ・インピョさん。「星に願いを」でアン・ジェウクの親友役を....... [続きを読む]

受信: 2006/06/16 10:47

» 木浦(モッポ)は港だ [人生は1度きり 後悔しているヒマはない?]
[韓流シネマ・フェスティバル] シネマスクエアとうきゅう M-10&11 1800 ゆうばり映画祭でなんとか賞を取ったから、という理由だけでこのチケットを取った。こんなに面白い映画だったとは!映画を選択する目にさらに自信を持つ(ブリジットとアビエイターのことは記憶から消す)。その言語を理解できない者にもわかるほどのチャ・インピョの訛った韓国語。なんだ、コレ?シリアスなヤクザ映画じゃなかったのか?という?... [続きを読む]

受信: 2006/06/16 13:35

« ある朝スウプは | トップページ | 東京ゾンビ »