クレールの刺繍
製作年:2003年
製作国:フランス
監 督:エレオノール・フォーシェ
主人公クレール(ローラ・ネマルク)の人物造形が陰影深く作られている。家族との間に確執があると思われ、家を出て一人暮らしをしている。独立心が強いように見えるが、行動が子供じみていて心は未成熟のままである。そんな彼女が望まぬ妊娠をしてしまう。
親友には打ち明けているが、どう対処していいか一人で悩み苦しみ続ける。その中で、鏡を見つめる場面の繰り返しがポイントだ。彼女は厳しい現実と対峙して精神的成長を遂げていく。
そのクレールと息子を事故で亡くしたメリキアン夫人(アリアンヌ・アスカリッド)との心の交流がメイン・プロットである。彼女たちが親密になっていく過程でメリキアン夫人の自殺未遂を近所にばれないようにしていたという逸話がある。
最初の方で、クレールが妊娠をごまかすために、癌治療をしているとスーパーの従業員たちに嘘をつく場面があった。これだけ見ればなんと子供っぽいことをするなと感じさせるが、実は自殺未遂事件と結びついていたのだ。絶妙な伏線になっていることに気付き、大いに感嘆する。
もうひとつ印象深い場面は、クレールの部屋に突然、訪れた母親がクレールの体型を見ても妊娠と気が付かないところ。クレールのことを心配する気持ちがあっても、彼女の真の姿を見ることができないでいる。クレールと母親の心の距離を感じる。
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コメント
やった~~♪ はじめてTBが 適いました(^.^)
あ、はじめまして。 隣の県に住む トンです。
ココログさんには 滅多にTBできないのですが
しつこく 粘りました(笑)
この映画、良かったですよね。
カテゴリー★5つの 物が結構同じなので(レビューを書いてないものもありますが) 嬉しく思います。では また遊びに来ます よ(^o^)ろ(^o^)し(^ ^)くぅ(^-^)ノ゛
投稿: とんちゃん | 2006/06/04 10:55