チキン・リトル
製作年:2005年
製作国:アメリカ
監 督:マーク・ディンダル
「僕には計画があるんだ」。どんな失敗をしても、常に前向きな姿勢を崩さないチキン・リトルの精神力にまず感心する。諦めない者にはチャンスが訪れることがひとつ。
最初の通学シーンも興味深い。意地悪されてスクールバスに乗り遅れたリトルが、いかにして教室までたどりつけるのか、その趣向が楽しい。リトルの機転が効くところが次々と映し出されているが、それが回りには分っていない。一つの型でなく、いろんな角度からその子の才能を見つけることが大切なのだ。
その最たるものが父親だ。「空が落ちてきた」事件以来、リトルの行動を正しく見ることができなくなってしまった。とにかく、大人しくしていろ、目立つな、という言葉ばかり。失敗を恐れてしまっているのだ。失敗して何が悪いのか、失敗を恐れて何も行動できないことの方が問題だ。
リトルの仲間たちも個性豊かで楽しい。最も気に入ったのはフィッシュ。言葉が話せない分、勝手にどんどん行動していく。その憎めない様子に、マルクス兄弟のハーポを思い出しました。
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コメント
お返事、おそくなりましたが、、、、
TBありがとうございました!
とても前向きな感想ですね!
投稿: 映画三昧 | 2006/05/11 20:09