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2006/04/07

恋の風景

製作年:2003年
製作国:香港/日本/中国/フランス 
監 督:キャロル・ライ

香港でマンと恋人サムは幸せな日々を過ごしていた。だが、サムは不治の病気で亡くなってしまう。マンはサムが死を前に描き遺した絵の風景を求めて、彼の故郷である青島へとやってくる。彼女は郵便配達をしながら絵本作家を目指している青年シャオリエに出会う。シャオリエはマンの風景探しを手伝うが…。

この映画を観ていて、岩井俊二監督の「Love Letter」(1995)を思い出しました。最愛の恋人を亡くし、彼の残した不思議な謎を追いかけていく女性。それを助ける男性の存在。いかにして彼の死を受け入れていくか。プロットに共通するところが多い。

真冬の青島の風景描写が素晴らしい。マン(カリーナ・ラム)の閉ざされた心象を表現しているようだ。亡き恋人サム(イーキン・チェン)が遺した絵の風景を探して、マンとシャオリエ(リィウ・イエ)は街じゅうを歩き回る。その街並みは透徹した美しさに溢れ、心に深く焼き付く。

マンが動物園と梨畑で見る幼い子供はサムであろうか。子供が走っていく先にシャオリエがいるのがポイントだ。サムはマンの中にいる自分の記憶を少しずつ消していき、新しい恋へと導いていく。

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コメント

TBありがとう。
カリナー・ラムの寂しげな表情と、青島の疎開地特有の西欧の影と、絵本がよかったな。

投稿: kimion20002000 | 2006/04/07 10:00

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