« 輪廻 | トップページ | ウィンブルドン »

2006/03/23

あらしのよるに

製作年:2005年
製作国:日本 
監 督:杉井ギサブロー

ある嵐の夜、ヤギのメイは壊れた山小屋に避難した。そこへ同じように一匹の“仲間”がやってくる。小屋の中は真っ暗でお互いの姿は見えない。心細かった二匹は言葉を交わし次第に仲良くなっていく。そして、“あらしのよるに”を合い言葉に翌日の再会を約束し、それぞれ小屋を後にするのだが…。

自分と同じ経験をしている。自分と同じ考え方をする。自分と同じ感情を抱く。その事の重みである。そうしたことが大いなる共感となって、種族を超えて二人を結びつけたのだ。

何故、あらしのよるに二人は勘違いしてしまったのか。その詳しいディティールが雷を巧みに使って丁寧に作られているのもいい。ドラマが自然に流れていく。

一つのコミュニティーを守ることは排他的にならざるを得ない。食べる、食べられるの敵対する両種族であるが、メイやガブをスパイに使おうとする思考方法が全く一緒であった。そのことが実に興味深い。

|

« 輪廻 | トップページ | ウィンブルドン »

製作年:2005年」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59722/9227356

この記事へのトラックバック一覧です: あらしのよるに:

» 子供向けの域を出ない 「あらしのよるに」 [平気の平左]
評価:60点 あらしのよるに 「瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ」 川に飛び込むシーンを観て、何となくこの和歌を思い出しました。 オオカミとヤギという捕食者と被食者の関係を、友情で乗り越えるということでしたが、友情どころか恋に近いのではないでしょうかね。 なんか友情にしては少し気持ち悪いくらいの関係でしたからね・・・ 種族の壁を越えた者には性別の壁くらい何でもないのかな?�... [続きを読む]

受信: 2006/03/23 22:55

» あらしのよるに [ネタバレ映画館]
 今年最後の記憶もの映画? [続きを読む]

受信: 2006/03/23 23:05

» 映画館「あらしのよるに」 [☆ 163の映画の感想 ☆]
はじめの5分で泣きそうになった。 でも、その後はそれほどでも無かった。 絵本の世界を映画化した作品なのですが、子供にも分かりやすく大人にも退屈せずに観れる作品だと思いました。弱肉強食、種族の違う友情、子供に観せたい作品かも。ただ、チョット後半の展開は...... [続きを読む]

受信: 2006/03/24 00:33

» 映画「あらしのよるに」 [茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~]
満月の夜に、オオカミが、あのまま・・息絶えたヤギを巣穴に運んで、満月を眺めながらゆっくりと食事する。そして目覚めて思い出す、すべてを・・ 大人が観る映画としては、そんなことフト思ってしまった。・・それほどに毒のない純血無垢なストーリー、・・・実際の映画では巣穴... [続きを読む]

受信: 2006/03/26 15:50

» あらしのよるに [映画でお喋り♪猫とひなたぼっこ]
今度の土曜日から公開される・・というのに こんな感想を書いてしまっていいなかしら??と ちょっと 心配しちゃいますが・・ 辛口猫( 韓国料理 大好き{/hearts_red/} )ですので お許しを・・・・ 実は ちょっと 期待していた。 主演の 二人の声が 中村獅童 と 成宮くんだったから・・ 試写の前に 原作者の講演がありました。 だいたいにおいて 「作家」 は話があまり うまくない。 ... [続きを読む]

受信: 2006/03/27 09:38

» 映画『あらしのよるに』 [みかんのReading Diary♪]
オススメ♪ ある嵐の夜、仲間とはぐれたヤギのメイは、壊れた山小屋に避難した。するとそこへ、同じように嵐を逃れてやってきた一匹の“仲間”。小屋の中は真っ暗でお互いの姿は見えないものの、心細かった二匹は言葉を交わし、次第に仲良くなっていく。そして、“あらしのよるに”を合い言葉に、翌日の再会を約束しそれぞれ小屋を後にする。ところが、待ち合わせの場所でメイの前に現われたの、なんとオオカミのガブだった。 ... [続きを読む]

受信: 2006/04/20 09:11

« 輪廻 | トップページ | ウィンブルドン »