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2006/03/26

永遠の片想い

製作年:2003年
製作国:韓国 
監 督:イ・ハン

ある時、ジファンのもとへ差出人不明の一通の手紙が届く。その封筒の中には“逢いたい”と一言だけ記された1枚の写真が入っていた。それを見ると5年前の夏の思い出が蘇ってくる。その当時、彼はバイト先の喫茶店で親友同士の女の子スインとギョンヒと出会った。ジファンはスインに一目惚れするのであるが…。

どうして、三人は離れ離れになってしまったのか。この疑問がうまくストーリーを引っ張っていく。そして、手紙やネガフィルム写真などが巧みに重用されている。これらのアナログアイテムの素朴さが、回想シーンと現在をうまく繋ぎ合わせ、時間軸を崩した構成にも無理がない。Eメールやデジカメなどのデジタルアイテムでは出せない味わいだ。

時計を巻き戻すエピソードにしても、それ単体ではあまり気の利いたものとは言えないが、後半にもう一度使われることによって、観る者に深い哀しみを伝えることになる。脚本がとても丁寧だ。

「私の頭の中の消しゴム」(2004)や「四月の雪」(2005)などで活躍を続けているソン・イェジン。「スカーレットレター」(2004)を最後に自殺してしまったイ・ウンジュ。眩しいほどの笑顔を見せてくれた二人のその後を思うと、あまりにも対称的で切なくなってくる。

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