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2006/02/02

メリンダとメリンダ

製作年:2004年
製作国:アメリカ
監 督:ウディ・アレン

マンハッタンのカフェで劇作家のサイとマックスは喜劇と悲劇について議論をかわしていた。仲間の1人が薄幸な女性メリンダがディナー・パーティーに突然現れる場面から喜劇と悲劇の話を作るよう提案する。二人はそれぞれのメリンダを語ることで自説の正しさを証明しようとするのだが…。

悲劇と喜劇は全く別物ではない。二人のメリンダの物語は悲劇でもあり喜劇でもあるように感じられる。対極の世界を描いているようで、実は何も変わっていない。ブラックユーモアという言葉もあるように、悲劇的な事柄であっても、見方を少し変えれば笑えてしまうことは往々にしてあるものだ。

ドラマの話自体は、いつものウディ・アレン作品と変わらない。二つのドラマが平行して進行していくところが新しい趣向となっている。そのドラマがバラバラなようで、基本線が重なっているところが楽しい。

本作品に出演しているウィル・フェレルやクロエ・セヴィニーなど非常に個性の強い俳優たちであるが、ウディ・アレン映画の住人として違和感を覚えないところが凄い。こういうところに監督としての手腕の高さを感じる。

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メリンダとメリンダ  2005/アメリカ  ★★★★ 監督 ウディ・アレン 出演 ラダ・ミッチェル / クロエ・セヴィニー / アマンダ・ピート / キウェテル・イジョフォー ■あらすじ■  カフェで「人生は悲劇か喜劇か」について論じ合っている人々。ある男が、「夫婦が開いたパーティに突然訪れた予期せぬ一人の女性」を提起し、そこから悲劇・喜劇が展開していく…。 ------------------------------  くそっ、やられた…!  面白い。降参。  ... [続きを読む]

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