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2006/01/03

誰がために

製作年:2005年
製作国:日本
監 督:日向寺太郎
出演:浅野忠信 エリカ 池脇千鶴 小池徹平

東京の下町で父から受け継いだ写真館を営む民郎は、幼なじみのマリが連れてきた亜弥子とひと目で惹かれあう。欠落した互いの心を埋めあうように二人は愛しあい結婚する。妊娠を知り幸せに包まれていたが、突然悲劇が襲う。亜弥子は本屋から跡をつけてきた見ず知らずの少年に殺害されてしまったのだ…。

第9回みちのく国際ミステリー映画祭で新人監督奨励賞を受賞。

第9回みちのく国際ミステリー映画祭で鑑賞。

映画祭の中で、しかも監督まで来場されているのであれば、上映後に拍手が起こることは決して珍しいことではない。だが、本作品の拍手は、より長くより力強いものでありました。カンヌやヴェネチアのように観客総立ちで5分間も拍手が鳴り止まなかったという程ではないにしろ、明らかに通常のものとは違っておりました。観る者に強い感銘と深い余韻を残した証であったと思います。

ニケの石像と様々な風に関する描写の積み重ね。このディティールのこだわりが圧巻だった。マリが追い続けた風は、失ってしまった石像の頭部と符合すると感じました。そして、あのラストシーン。まさに固唾を飲みました。日向寺太郎監督は賛否両論あるとおっしゃっていましたが、あれで間違いないと思います。鑑賞後も強く目に焼き付いて離れません。

音楽を担当しているのが矢野顕子というのも特筆もの。静かなピアノの音色がこの映画の世界と合致しており、相乗効果をあげております。久々にサントラ盤を購入いたしました。

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予告から・・今 巷で問題になっている 「少年犯罪」をテーマにした 作品だとわかる。 おなかに赤ちゃんがいる 奥さんを 殺された夫は・・・ 残された家族は・・・ どうやって その「哀しみ」を 克服していくのだろう・・・? そして その犯人に対する 「思い」を どうやって消化していくんだろう・・?? 『 美しい夏キリシマ 』 で助監督を務めた 日向寺太郎さんの 初監督作品です。 普通の役の 浅野忠信... [続きを読む]

受信: 2006/02/07 09:20

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