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2006/01/11

ドミノ

製作年:2005年
製作国:アメリカ/フランス
監 督:トニー・スコット

名優ローレンス・ハーヴェイの娘としてロンドンに生まれ、何不自由ない恵まれた生活を過ごしてきたドミノ。しかし、父が幼いときに亡くなり、上流階級の生活に空虚さばかりを感じてしまう。やがて美しく成長しトップ・モデルとしても活躍する。しかし彼女の心が満たされることはなかったが…。

現代の賞金稼ぎを主人公した映画というとスティーヴ・マックィーンの「ハンター」(1980)やロバート・デ・ニーロの「ミッドナイト・ラン」(1988)などがすぐに思い出される。本作品では、モデルの経験もある若くて美しい女性で、しかもハリウッドスターを父に持ち、されに映画公開直前に謎の急死を遂げたという三重の驚きを持った賞金稼ぎであるというところが鮮烈である。これで実在していた人物ということがなければ、設定に凝りすぎたと思わせるくらいである。

不満に感じるのは、ドミノが行われてきていた賞金稼ぎの仕事があまり描かれていないところ。この種の仕事では、若い女性であるということはやはりハンディーキャップになると思う。それをいかに克服していったのか、そのディティールをもっともっと見たかった。本作品は現金輸送車強奪事件に巻き込まれてしまった顛末がメインプロットになっている。これはこれで面白いのだが、それなら別に賞金稼ぎでなくてもいいと感じさせる。

いつもながら凝りに凝ったトニー・スコット監督の映像処理。前作「マイ・ボディガード」(2004)ではうるさく感じられたが、本作品ではなかなか合っていたと感じる。画面に文字の入るところがいいアクセントになっている。

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コメント

こんにちは♪
2ヶ月前に見たばかりなのに、すっかり記憶からこぼれ落ちています(汗)
覚えているのは目まぐるしい映像と音楽・・・。
どうも苦手分野の作品だったようです。

投稿: ミチ | 2006/01/11 21:56

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