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2006/01/07

ラヴェンダーの咲く庭で

製作年:2004年
製作国:イギリス
監 督:チャールズ・ダンス

1936年。イギリスのコーンウォール地方。初老の姉妹ジャネットとアーシュラは、穏やかな日々を過ごしていた。ある朝、嵐の去った浜辺に一人の青年が打ち上げられているのを発見する。二人は彼を自宅へ連れ帰り看病する。彼の名前はアンドレア。ポーランド人で渡米途中に船が難破してしまったのだが…。

報われることのない恋心。決して成就しないことは最初から分かっている。だが、それでも愛さずにはいられない。そんな心情をジュディ・デンチが見事に演じている。観る者に共感を呼ぶのは、彼女の確かな演技力があってこそである。それを見守るマギー・スミスも素晴らしかった。

2006年にはイギリスで謎のピアニスト事件が起った。それが強く印象にあったので、設定を全く取り違えていた。このアンドレアは別に記憶喪失ではなかったのだ。ただ、不得意なドイツ語での会話だったので意志の疎通が図れなかった。説明不足も確かにあるので一層誤解に拍車がかかり、記憶を巡る話がなかなか出てこないことに違和感をおぼえていた。

彼に嫉妬する老医師の存在が悪役として中途半端で消化不良なものであった。これなら最初からいらない。彼と姉妹を引き裂く存在はナターシャ・マケルホーンだけで充分。

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コメント

こんにちは♪
個人的にはこの映画大好きでした。
ラストの音楽会の曲がすごくよかったのでサントラも買いました。
2大女優と今が旬のダニエル・ブリュールの競演に魅せられました。

投稿: ミチ | 2006/01/07 19:04

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