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2005/12/24

トラフィック

製作年:2000年
製作国:アメリカ
監 督:スティーヴン・ソダーバーグ

ティファナ。メキシコ州警察の警官ハビエールはサラサール将軍の密命を受け麻薬カルテル一味の壊滅に協力する。オハイオ。新任の麻薬取締最高責任者ロバートは娘が麻薬に溺れていることを知る。サンディエゴ。麻薬王の妻は夫と子供を守る為、自らも悪の組織に手を染めていくのだが…。

第73回アカデミー賞でベニチオ・デル・トロが助演男優賞、監督賞、脚色賞、編集賞を受賞。第51回ベルリン国際映画祭でベニチオ・デル・トロが銀熊賞(男優賞)を受賞。

アメリカは麻薬戦争に負けた。その無念の呟きが深く胸に焼き付く。本作品は、麻薬の供給源をいくら取り締まっても不毛であることを感じさせる。ひとつの組織を壊滅させたとしても、別の組織の台頭を生みだすことになるだけだ。アメリカ社会を蝕んでいる麻薬の実態を、麻薬の輸出側、麻薬の流通業者、麻薬を取り締まる側、麻薬の消費者という複数の視点から描く。麻薬は産業として確立されてしまっているのだ。

ハビエール(ベニチオ・デル・トロ)は子供たちのために野球場の照明を作り、ロバート(マイケル・ダグラス)は仕事を辞めて娘の治療に専念する。彼らの決断の重さ。その麻薬に対抗するため本当に大切で必要なものは、子供たちへの教育ではないかと本作品では訴えかけている。

臨場感ある映像にも魅了された。本作品を観るのはこれで三回目になるが、メキシコ=黄色、ワシントン=青の色分けは何度観ても斬新で鮮烈な印象を受ける。

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DISCASで予約しておいた「トラフィックTRAFFIC」がようやく届きました。(いつ予約したかもう覚えてません) 監督は「スティーブン・ソダーバーグ」。彼の作品は「エリン・ブロコビッチERIN BROCKOVICH」を観たことがあります。「エリン〜」は結構好きな作品です。 キャストが「マイケル・ダグラス」、「キャサリン=ゼタ・ジョーンズ」御夫妻、「ベネチオ・デル・トロ」、「デニス・クエイ... [続きを読む]

受信: 2005/12/24 19:45

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