« マシニスト | トップページ | 故郷の香り »

2005/12/03

フォーガットン

製作年:2004年
製作国:アメリカ
監 督:ジョセフ・ルーベンス

テリーは9歳になる一人息子サムを飛行機事故で亡くしてしまう。それから14ヵ月たったいまでも立ち直れずにいた。ある時、テリーは記念写真やアルバム、ビデオテープからサムだけが消えているのを見つける。動揺するテリーにかかりつけの精神科医は息子など最初から存在しなかったと告げるのだったが…。

鑑賞前から謎の仕掛けを知ってしまっていたので、良い意味で期待外れという感じではなかったです。もし、これを別種の映画だと思ってみていたらどうなっていただろうか。大いに立腹したからもしれない。これはこれで良かった。

上空や窓越しのショットが多用され、常に第三者の視線を感じさせる。ジュリアン・ムーアの行動と共に風が吹いているところも不穏な感じを抱かせる。そして、自動車の衝突や上空からの襲撃など、予兆なく表れ、驚かしの演出はなかなかのものだった。

とはいえ、事件解明へのプロセスや逃亡中のディティールなど安易な展開も多々あり、細部に爪の甘さを感じる。

|

« マシニスト | トップページ | 故郷の香り »

製作年:2004年」カテゴリの記事

コメント

トラックバックありがとうございました。
最初から仕掛けが判っていたら、また感想も変わったでしょうね。
これを見る時に自分の中でサスペンスという固定概念があったし前半は
まさにって感じだったので.......後半の流れはちょっと悲しかったです。

投稿: kaion | 2005/12/09 12:01

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フォーガットン:

» 前フリは一流だがオチは・・・ 「フォーガットン」 [平気の平左]
フォーガットン 評価:15点(注:うちは100点満点で評価してます) すごい賛否両論っぽい映画です。 私はこういう映画は全然ダメです。 えー、少しわかりにくいかもしれませんが、この映画を例えて言うと、 「面白い話があるんだー」と言って話し始めた、関西人の女の子の話を 途中で「まさかオチがあれということはないよな?」と思いつつ、15分間も聞いて 「・・・だったんだ。う... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 07:36

» フォーガットン [ネタバレ映画館]
 forgetの反対語rememberは三つの意味がある。覚える、覚えている、思い出すの三つだ。と学校で習ったことを思い出した。  結末を人に言うと記憶を無くすらしいので、とても書けません。一つ言えるのは、記憶を失わせるというサスペンスの前半から大きくジャンルが急展開するというしろものということだ。途中までは、記憶を消すというテーマを扱った映画、最近のものでは『エターナル・サンシャイン』�... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 09:38

» 「フォーガットン」 [the borderland]
この作品に関しては見る前も後も、誰の感想も読んでません。 「シックスセンス」を超えたとかいう怪しげなコピーながら、つかみはOKの予告編にこれは見なければと思ってました。ただ観た友人のコメント聞く限りは「とんでも映画」の匂いがプンプンしたので、逆にどれくらい凄いのか興味が湧きましたよ! 上映後、私の隣に座ってた女の子が、 「これは良いよ、面白かったね!」 彼氏「・・・」 話を聞く限りどうも本気のようで(^^;見る人によって感じ方は違うんだとあらためて思いました。 ツッコミどころというより、... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 10:36

» フォーガットン [一体何だったんだろ。この映画・・・] [自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ]
貴方の心にはどんな台詞が印象に残ったでしょう。 私は・・・ (以下の台詞はすべてうろ覚えです) 「人間じゃない何かの仕業よ」  たとえば映画とかね 「お前たちの頭では決して理解できない」  ええ、おっしゃるとおり全く理解できませんでした。 「忘れろぉぉぉぉ!!!」  言われずとも忘れそうです ******************** (以下、ネタバレです) 初日の初回から観に行ったのだが。... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 11:40

» 『フォーガットン』 [ぺぺのつぶやき]
2004年 アメリカ 92分 監督 ジョセフ・ルーベン 脚本 ジェラルド・ディペゴ 音楽 ジェームズ・ホーナー 出演 ジュリアン・ムーア 、ドミニク・ウェスト 、ゲイリー・シニーズ 、アルフレ・ウッダード 、ライナス・ローチ 「フォーガットン」公...... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 13:20

» 【フォーガットン】 [ココアのお部屋]
ジュリアン・ムーア ドミニク・ウェスト、ゲイリー・シニーズ アルフレ・ウッダード、ライナス・ローチ 出演のサスペンス。 公開日:6月4日 (↑サムが消える!?) ☆ストーリー☆ その日もテリーは子供部屋で息子の思い出に浸っていた。 震える指で愛用のグロー....... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 19:05

» フォーガットン(映画館)  [ひるめし。]
あなたの大切な人生が、もし一つ残らず消えていったら・・・ CAST:ジュリアン・ムーア 他 ■アメリカ産 92分 なんだこりゃありえねーーー!!!の一言です。 ネタバレしちゃうと記憶を無くすらしいけどネタバレしたいんで、これから観に行く人は読まずに観た後読んで下さい。 記憶の原因は宇宙人のせいにしちゃダメでしょ。それならなんでもアリになっちゃうじゃん。宇宙人�... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 21:19

» フォーガットン [レンタルだけど映画好き morey’s room(別館)]
サスペンス/ミステリー 2004年 アメリカ 監督 ジョセフ・ルーベン 出演 ジュリアン・ムーア/ドミニク・ウェスト/ゲイリー・シニーズ/アルフレ・ウッダード/ライナス・ローチ/ロバート・ウィズダム/ジェシカ・ヘクト/アンソニー・エドワーズ あなたの大切な人生が、ひとつ残らず消えていったら―― あらすじ 9歳の息子を飛行機事故で亡くしてから14ヶ月。テリーの悲しみは消える事がなかったが。ある日写真やビデオテープが消えてしまう。夫のジムをはじめ、精神科医のマンス達は、子供は君の妄想だと言い... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 21:57

» ■フォーガットン [ルーピーQの活動日記]
9歳の一人息子を飛行機事故で亡くして14ヶ月、テリー(ジュリアン・ムーア)は愛する息子の死から立ち直れずにいた。息子のタンスを開け、中を整理して過ごす毎日。夫はテリーに精神科医の通院を勧めた。ある日、自宅に戻るとリビングに飾られた親子3人の写真から息子..... [続きを読む]

受信: 2005/12/03 23:35

» ★「フォーガットン」 [ひらりん的映画ブログ]
この作品の予告は以前からよく見かけてたので観てみようかと・・・ 主演はアカデミー賞によくノミネートされてるジュリアン・ムーア。 2004年製作のサスペンス・スリラー、96分もの。 あらすじ 9歳の息子・サムを飛行機事故で亡くし、なかなか立ち直れないでいる母親テリー。 そんなある日、親子3人で写っているはずの写真に息子が写っていないのに気づく。 アルバムの写真も無くなって、... [続きを読む]

受信: 2005/12/04 03:53

» フォーガットン [★☆★ Cinema Diary ★☆★]
さあ、今日も映画を楽しみますよ。 本日1本目は「フォーガットン」です。   「『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラー」   映画館にて何十回と予告を見て、「結構面白そうだなー」って思い楽しみにしていた一作です。 「シックス・センス」はかなり...... [続きを読む]

受信: 2005/12/04 14:11

» フォーガットン [It's a Wonderful Life]
この映画なんとなくスルーするつもりでいましたが、 なんでも聴こえてくる評判は面白い!とかトンデモ!とか いまいち実態がつかめなかったので、こりゃやっぱり 観て見よう!と劇場へ。 失踪した飛行機に乗った息子の事が忘れられないテリー (ジュリアン・ム...... [続きを読む]

受信: 2005/12/04 15:08

» フォーガットン [色即是空日記+α]
( ´Д`) <はぁー・・・ ため息しかでないね。。。 愛する息子を失ったテリーは、写真やビデオテープから息子の姿が消えてしまうという怪奇現象に直面する。 予告で見た感じではおもしろそうだったのに。最近はやりの記憶系映画かと思ったのに。私の一番キライなパター...... [続きを読む]

受信: 2005/12/07 14:15

» フォーガットン [前向きに進みたい!!うつな自分]
『フォーガットン』です。 どんな内容かの先入観なしで見ました。 最初はサスペンス?結末が楽しみだなぁ〜って見ていたら、少しづつSF色が にじみ出てくる様に.....あれ?  SF映画なのかなぁ...... っと思っているうちに結末を迎えましたサスペンス(SF)映画? 不思議な映画でした。 終り方が続きがあってもおかしくない終り方をしていたので、もしかしたらって 感じはありますね、でも先�... [続きを読む]

受信: 2005/12/08 15:11

» フォーガットン [まつさんの映画伝道師]
第115回 ★★★☆(劇場) (核心に触れているので、ご注意あそばせ)  身内の死を悲しむ。  しかし、ある時を境に「悲しみ」が癒えてくる。その「悲しむ」感覚は徐々に麻痺してゆき、身内が同じ屋根の下で暮らしていたことさえ考えなくなってしまう。 ....... [続きを読む]

受信: 2005/12/09 10:50

» フォーガットン [ぶっちゃけ…独り言?]
4.5点 (10点満点で採点してます。6点が合格ラインです。) 『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラーって・・・ 嘘つき〜〜! どこをどーとったら『シックス・センス』になるのやら・・・ どっちかって言うと笑撃的だった『サイン』と同じ種類でしょ。 こーゆー映画をサスペンスとして宣伝するのは止めて欲しいですよ。 「一体どんな真実が・・・」なんてドキドキ・ワクワクしながら観てるのに コレや�... [続きを読む]

受信: 2005/12/18 05:04

» フォーガットン・・・・ [サクっと]
フォーガットン ミステリーサスペンス?みたいな 「フォーガットン」 ジュリアン・ムーアとゆーとハンニバルみたいなサスペンスを想像しちゃうけど どうなんでしょう  [続きを読む]

受信: 2005/12/19 20:11

» 今日の映画「フォーガットン」 [Pepinの言い訳]
先々日から風邪気味な私は、浜名湖オフにも参加せずに 熱と戦ってますよっと(笑) 風邪引いてるときの私の定番は、レンタルしてきたDVDを 布団被ってひたすら飲み食いしながら見てます。 そんなわけで休日の今日は「フォーガットン」。 うたい文句は 「『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラー」 だそうですが・・・・ シックス・センスには遠く及ばない出来なのだなと。 ところどころの瞬間的な演出では監督であるジョセフ・ルーベンの 腕が垣間見えるのだけれども、全体的にぼやけた感じ... [続きを読む]

受信: 2006/01/26 23:51

» フォーガットン [ミュージックファクトリーの音楽・映画情報]
当ブログをごらんの皆さん こんばんわ、舞斗です。 いやーブログ書くの超ひさしぶりっす ここのところ、僕の代わりに優が書いてくれて、いつもとは違ったブログを楽しんでいただけたかと思います。 そんな中、昨日の夜中、この映画を見ました タイトル:フォーガットン... [続きを読む]

受信: 2006/02/10 23:43

« マシニスト | トップページ | 故郷の香り »