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2005/12/11

恍惚

「恍惚」★★★★(盛岡フォーラム2)
2003年フランス 監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:エマニュエル・ベアール ファニー・アルダン
   ジェラール・ドパルデュー
   ウラディミール・ヨルダノフ

ある時、カトリーヌは夫ベルナールの浮気を偶然に知ってショックを受ける。翌日、彼女は会員制のクラブで妖艶な魅力を持つマルレーヌと出会う。カトリーヌは彼女にベルナールを誘惑し、その内容を逐一報告してほしいという仕事を依頼する。マルレーヌはナタリーという偽名を使いベルナールに接近するが…。

エマニュエル・ベアールとファニー・アルダン。ニ大女優の迫真の演技に魅了される。二人の間に流れる微妙な感情が絶妙に表現されている。

二人は“ナタリー”という別の人物を作り上げていく作業に熱中することで、いつしか再生されていく。日常生活から離れ、フィクションを作り上げていくということは、どこか人を元気にさせていく効果があるのだろうか。ストーカーと脅迫された女性の間で別の女性像を作り上げていく塚本晋也監督の「六月の蛇」(2002)を思い出した。

カトリーヌ(F・アルダン)は、ベルナール(J・ドパルデュー)のこともマルレーヌ(E・ベアール)のこともどこまで理解していたのか。何もかも知っているつもりで実は何も知らないということだ。その皮肉さが蕭然とした余韻を残す。

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» 恍惚 [海を見ていた]
 フランス映画らしい映画だった。女ばっかりの映画だった。監督も女だったから描くこ [続きを読む]

受信: 2005/12/11 22:39

» 恍惚 [ナイト・オン・ザ・プラネット]
夫の誕生パーティーで主役を待ちながら友人と談笑するカトリーヌ。結局夫は戻らなかった。翌日、ふとしたことで浮気に気づくが夫はあっさり認める。愕然とした彼女は、仕事帰りにふと立ち寄った風俗店の様なバーで目にとまった夫の好みそうな女マルレーヌに「ナタリー」と... [続きを読む]

受信: 2006/01/10 00:16

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