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2005/12/09

頭山

「頭山」★★★★(盛岡フォーラム3)
2002年日本 監督:山村浩二

けちん坊の男がサクランボを食べていたが、種を吐き出すのがもったいなくてそのまま食べてしまう。すると不思議なことに頭の上に桜の木が生えてきてしまう。やがてそこが桜の名所となり人々が集まるようになった。あまりのうるささに腹を立てた男は桜の木を引き抜いてしまうが…。

アニメーション作家・山村浩二の作品集「ヤマムラアニメーション図鑑」の中で「カロとピヨブプト」や「どっちにする?」などと一緒に鑑賞する。2002年第75回アカデミー賞短編アニメ賞にノミネーションされた時からずっと観たかったので、ようやくその思いが適いました。

最大の注目は落語の語りの中で成立するシュールで不条理な世界を、いかにして映像化しているのかという点です。遠近感をなくし、頭の上と男の世界が違和感なく存在しています。なるほどアニメーションならではの異界となっております。この味わいは実写では難しいものでしょう。

その他の短編もそれぞれ楽しかった。自由な発想で作り上げられ、のびのびとした感じが良かった。音楽に合わせた編集も見事でテンポよく見せられる。「カロとピヨブプト」はチョコアニメの「クルテク」に似た味わいを持つ。

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