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2005/12/25

ヒューマンネイチュア

製作年:2001年
製作国:アメリカ/フランス 
監 督:ミシェル・ゴンドリ-

異常に毛深い体質の女性ライラはマナーに異常な関心を示すネイサン博士と出会い恋に落ちる。ネイサンは礼儀正しい文明社会こそが人類を救うと信じていた。ある時、二人は森へ出かけると、自分を猿だと思い込んでいる男に出会う。ネイサンは彼を“人間”として再教育しようと研究所へ連れ帰るが…。

三人三様の証言で物語が進んでいく。しかも、一人は死者ということで黒澤明監督の「羅生門」(1950)を連想させる作りになっている。何故、ネイサン(ティム・ロビンス)は死んでしまったか。その疑問と共に、最後まで画面にひきつけられる。

マナーとは何か、皮肉的に描かれている。マナーが類人猿と人間を分ける違いの象徴になっている。マナーを身に付けることで、ありのままの自分を捨てて、世間一般の理想的人物に変わって登場人物たち。その姿はどこかぎこちない。そうかといって、“ありのままの自然が一番だ”というような単純な落ちでも終らない。この中途半端の浮遊感こそ、さすがチャーリー・カウフマンのシナリオだと思わせる。

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでエオウィン姫を演じていたミランダ・オットー。彼女がネイサンを誘惑する研究所助手として出演していたことが発見。

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ミシェル・ゴンドリー監督作品(2001年・仏米) 製作: スパイク・ジョーンズ、チャーリー・カウフマン 他 脚本: チャーリー・カウフマン 出演: パトリシア・アークエット、リス・エヴァンス、ティム・ロビンス、ミランダ・オットー、ロバート・フォスター、メアリー・ケイ・プレイス、ミゲル・サンドヴァル、トビー・ハス、ロージー・ペレス、ヒラリー・ダフ 他 ネズミにテーブル・マナーを教える博士とその助手、異様に毛深いナチュラリストの女、自分を類人猿だと思っている男の物語。自然と文明の対立... [続きを読む]

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