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2005/10/22

ブラッドシンプル ザ・スリラー

製作年:1999年
製作国:アメリカ
監督:ジョエル・コーエン

テキサスの片田舎で酒場を経営するマーティは短気でケチで従業員に嫌われていた。若い妻アビーは従業員のレイを誘惑する。ある時、マーティは怪しげな私立探偵の訪問を受けアビーとレイの事を聞かされる。二人がベッドにいる写真を見せつけられ、マーティは激怒するが…。デビュー作「ブラッド・シンプル」(1984)をコーエン兄弟自身で行った再編集版。

アビーもレイも私立探偵も、最後まで思い違いしたまま行動を起こしていく。そこにダークなおかしさがあるが、コミュニケーションの不全も感じて、もの哀しくなる。

映像表現の巧みさは特筆もの。カメラの動きで次のストーリーを予感させる。映像で物語を語るスタイルが卓越している。この辺はA・ヒッチコック監督を連想させる。

ただ不満もいくつかある。私立探偵のライターの使い方は優れたものだが、クライマックスにかけてもう一捻り欲しかった。また、アビーは拳銃を盗まれたことにずっと気が付かないでいるのはあまりに不自然だ。常に夫の影におびえているというのに。そして、死体を隠すのに、畑の真ん中に埋めるというのも如何と思う。最初に出てきた焼却炉が全く生かされていない。

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