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2005/09/19

ノロイ

製作年:2005年
製作国:日本 
監 督:白石晃士

2004年4月。怪奇実話作家の小林雅文の自宅が全焼し、焼け跡から小林の妻が焼死体で発見される。しかし、小林自身は行方不明のままだった。小林はこの直前に最新ドキュメンタリー「ノロイ」を完成させたばかりだった。その中には女優の松本まりかの周辺で起こる不思議な現象が収録されていたが…。

ジャパニーズホラーというブランドで世界からも一定の評価を受けているが、その恐怖の演出もパターン化してしまうと面白みに欠けてしまう。その危機感から本作品は生まれたのだろう。ホラーならではのショッキングな驚かし方でなく、ビデオテープに写る怪しいものをスローで、または一時停止で見せる方法が新鮮に感じた。ただ、このパターンを使えるのは一回きりだ。続編などできると色褪せてしまう。その怖さの演出がじわじわと伝わり、後半から背筋に冷たいものが走るようだった。そして、しばらくの間、夜道を歩くときにゾォーとするような思いが残る。そういう意味で正しいホラー映画であった。

本作品は例えるなら「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999)に「リング」(1998)のような呪いの謎を追いかけるミステリーの要素を組み合わせたものである。その展開がなかなか鮮やかで、バラバラの事件が結びついていくところには魅了された。

ただ、後になって考えてみるともうひとつ整合性に欠けるような気もするが。

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