ウェルカム ヘヴン
製作年:2001年
製作国:スペイン/フランス/イタリア
監 督:アグスティン・ディアス・ヤネス
地上で暴力や犯罪が多発している現在、天国では昇ってくる魂が激減し、破産の危機に直面していた。一方、地獄は堕ちてくる魂が急増し、過密状態が続いている。双方が、この危機的状況を打破するカギを見つけた。マドリードに暮らすボクサーのマニの魂を迎え入れることだ。天国と地獄は、それぞれ使者を送り込むが…。
物語のディディールが分り難く、単純に楽しむことができなかった。何故、うらぶれたボクサーが天国と地獄の間で争奪戦となるような重要人物なのか? 「ライ麦畑でつかまえて」の意味は? そこに重要な暗喩があるのかもしれないが、読解できなかった。
天国と地獄の工作員同士が共同生活を過ごす内にひそかに共感し合っていく。そこで天国と地獄の境目が曖昧になっていく。
そもそも天国と地獄の境目とは何だろうか。消化不良のまま、疑問ばかり残っていく作品だった。
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