ごめん
製作年:2002年
製作国:日本
監 督:冨樫森
大阪郊外にある寺の息子、小学校6年生のセイは京都に住む祖父母のもとへ遊びに行った時にたまたま見かけた中学校2年生のナオコに一目惚れしてしまう。ナオコは喫茶店を経営する父親と二人暮しをしていた。セイはナオコに会いたさに頻繁に京都に通うようになり、遂にデートしてもらえることになるが…。
冨樫監督は前作「非・バランス」(2000)でも少女の揺れる心情を巧みに描きましたが、本作品でもナオコ(櫻谷由貴花)が見事に活写されている。
セイ(久野雅弘)抱くナオコへの真っ直ぐな想い。最初は観ている方が恥ずかしく思えるものであったが、後半がいい。面構えも変わっていき、小学校高学年ということを忘れ応援したくなりました。自分の無力さを、そして自分の限界を知ってしまったセイは少年から大人になっていく。
幕切れの自転車シーンが秀逸。しばらく心の中に残りました。
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