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2005/08/24

グッバイ、レーニン

Good20bye2c20lenin01

製作年:2003年
製作国:ドイツ
監 督:ウォルフガング・ベッカー

1989年、東ベルリン。テレビ修理店に勤めるアレックスの父は、10年前に家族を捨て西側に亡命してしまった。その反動から母のクリスティアーネは愛国心を強めていた。建国40周年を祝う夜、アレックスが反政府デモに参加している姿を見て、クリスティアーネは心臓発作を起こし昏睡状態に陥ってしまうが…。
第53回ベルリン国際映画祭でヨーロピアンフィルム賞を受賞。第29回セザール賞でEU(欧州連合)作品賞を受賞。

吊り下げられたコカコーラの赤い幕。ペリコプターで運ばれていくレーニン像。東ベルリンが崩壊し社会が変革していく街の姿を鮮やかにとらえたショットが素晴らしい。

そして、宇宙飛行士・ロケット・衛星放送らが映画の中で何度も登場してくるが、それらはアレックス(ダニエル・ブリュール)の抱く新しい社会への期待、夢の象徴であると思いました。

病気の母のために始めた嘘のドイツが、やがてアレックスにとって理想のドイツに変遷していくところが非常に興味深かった。反社会主義運動を支持してきた彼が、社会主義から資本主義に変わっていく姿を目の当たりにして、全てが良くなるものでないことに気付かされるのであった。現実の社会はいい面も悪い面も両方兼ね備えているのだろう。

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製作年:2003年」カテゴリの記事

コメント

こんにちは〜。
運ばれていくレーニン像のショットは印象的でしたね。
彼が理想とする社会になったにもかかわらず、全てが良くなったわけではないところが皮肉でした。
資本主義が入ってきて、スーパーにモノがあふれたのを見てなんだか気恥ずかしくなりました。
資本主義、社会主義以外の問題なしの社会というのは理想でしかないんでしょうかねぇ?

投稿: ミチ | 2005/08/24 22:17

TBありがとうございます。
史実を映画化した作品はたくさんありますが、この作品は私が実際に覚えている出来事の映画化ということで大変見応えがありました。

以前よりTBをよくしていただけているので、今後ともよろしくお願いします。

投稿: keicyuke | 2005/08/25 16:18

この映画って・・・映画通の人向きなんでしょうね・・・(^o^;

投稿: chibisaru | 2005/08/25 16:58

ごめんなさい。トラバ記事まちがえちゃいました。消してください。

投稿: マー☆ | 2005/09/01 17:29

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