スパイダー パニック
製作年:2002年
製作国:アメリカ
監督:エロリー・エルカイェム
アメリカの片田舎。運転操作を誤ったトラックが産業廃棄物の入ったドラム缶を池に落としてしまう。その池から集めた餌を与えられたクモ飼育農場のクモたちが巨大化し飼育者を襲う。クモ好きの少年マイクは異常に発達したクモの脚先を発見し、保安官の母サムに事の重大さを知らせるが…。
とても丁寧に作られている印象を持つ。場当たり的でなく、ひとつひとつのエピソードや小道具がきちんと伏線となっており、後の展開に絡んでくるところはなかなかのものである。
映画の小ネタが散りばめられているのも嬉しい。「フィールド・オブ・ドリームス」(1998)や「コクーン」(1985)などが使われており、思わず微笑んでしまう。シネマファンが作った作品だ。
CGとはいえ、巨大蜘蛛の動きがリアルで不気味。それでいて所々ブラックユーモアなリアクションを取る。ティム・バートン監督の「マーズ・アタック」(1996)の火星人を想起させる。そういえばこの邦題も同じ韻を踏んでいるなぁ。
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