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2005/08/27

ヴァイブレータ

製作年:2003年
製作国:日本
監 督:廣木隆一

ある雪の夜。31歳の女性ルポライター玲は酒を求めてコンビニに入る。そこで彼女は一人の男に目を留めた。玲は店を出た男の後を追う。男は岡部というフリーの長距離トラック運転手だった。玲は岡部のトラックに乗り込み一緒に酒を飲み始め、そのまま一夜を過ごす。岡部は玲を乗せ東京から新潟へ向けて走り出すが…。

誰かに触れ合いたいという気持ち。玲には人一倍その想いが強いにもかかわらず、他者とうまくコミュニケートできない。その苛立ちが頭の中で止むことのない呟きとなって表れる。

このトラックの道行は、彼女が他者と初めて過ごした濃密な時間だったのではないか。この時間はもう一度彼と過ごしてみても、得られないかもしれない。だが、この時間を体験した彼女は力強く日常を生きていけるのではないか。そう予感するラストシーン。

長距離トラックにまつわる細々としたディティールが実に興味深かった。

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