アレックス
製作年:2002年
製作国:フランス
監 督:ギャスパー・ノエ
ゲイクラブに押し入った二人の男がある男の顔を消化器で殴って殺すという事件が発生する。マルキュスは恋人アレックスが暴行され、友人でアレックスの元恋人でもあるピエールと共に犯人を捜し出し、復讐しようと考えていた。やがて、女装ゲイ、ヌネスからテニアという男の名を聞き出すのだが…。
縦横無尽に動き回る不安定なカメラは、アレックス(モニカ・ベルッチ)に宿った胎児の魂ではないかと思いました。本作品は事件の結末からスタートし、時間が逆行しながら美しく幸せな場面へ遡っていく構成になっている。その最期から誕生まで胎児の魂が回想しているのではないかと私は読みました。
評判の「カルネ」(1994)も「カノン」(1998)も未だ観る機会がなく、本作品が初見となったギャスパー・ノエ監督。その演出は評判どおり壮絶なものでした。
モニカ・ベルッチの女優魂には感服した。
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コメント
TBありがとうございます。
衝撃的でしたね、体当たり演技は必見ですよね…。
よく見ればアレックス自身は殴られまくったんですが、あのシーンでおなかを殴られてないし、ア○○だったので子供は事実無傷だったのかな?
しかしあの逆行はかわいそうですよね。小道具にも色々含みあって2度は見る気はないですが印象深い作品ですね。
私も前2作品みたいですけど、カノンはDVDであったんですけど、カルネほとんどおいてないんですよねー。
投稿: KAZU | 2006/02/03 23:33