スチームボーイ
製作年:2004年
製作国:日本
監 督:大友克洋
世界初の万国博覧会を控えた19世紀半ばのイギリス。発明一家スチム家に生まれた13歳の少年レイのもとに祖父ロイドから謎の金属ボールが届く。だが、オハラ財団の使者を名乗る者たちがそのボールを奪いにやって来る。レイはボールを抱えて逃げるが、結局その一味に捕まってしまう。そこで父エディと出会うのだが…。
少年が大人になっていくときとはどのようなものであろうか。レイは祖父と父親という信頼すべき大人から全く別のことを言われて大いに混乱する。その中から何を信じていくべきか。自分の価値観を探り自分の生き方を選んでいくときにこそ、少年から大人になっていくのではないでしょうか。
大友監督と言えば「AKIRA」(1988)のようなサイバーパンクの印象が強く残っているので、少年を主人公としたストレートな冒険ドラマに驚きました。
そして、スチーム城などメカニックのディティールも綿密に描き込まれていて、その描写力にも感嘆しました。
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コメント
こんにちは!
>少年を主人公としたストレートな冒険ドラマ
確かにそんな感じでしたね。
もっとトンガッタ感じの作品なのかと思っていたので、実はちょっと拍子抜けしてしまいました(^o^;
投稿: chibisaru | 2005/11/07 10:01