酔画仙
製作年:2002年
製作国:韓国
監 督:イム・グォンテク
19世紀の朝鮮時代末期。開化派の学者キムは、街で殴られている貧民の少年スンオプを助けた。そして数年後に2人が再会すると、キムはスンオプの描く絵に無類の才能を見いだした。彼は知り合いの通訳官のもとにスンオプを預け、絵の勉強をさせることにするが…。第55回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞。
自分の殻に踏みとどまることなく、常に精進を続ける。だがその殻を打ち破ることは容易なことでなく、激しい苦痛を伴う。凡人と天才との違いはこの苦しみを耐えて乗り越えることができるにあるのではないのでしょうか。
芸術家の特異な生涯だけでなく朝鮮の近代史も同時に描かれており、叙事詩的な味わいもある。本作品に出てくる重要事件の名前すら聞いたことがなく、改めて朝鮮の歴史を知らないのかと思い知らされます。
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コメント
こんにちは! TBさせて頂きました。
実在の人物の話だとも知らずに観てしまいました。
自分も朝鮮の歴史を全然知らなくて、本当に近くて遠い国なんだなあと実感しました。絵を描いている所を見たりするのが好きなので、半紙に向かうシーンと、自然の風景が良かったです。
投稿: bakabros | 2005/09/22 20:37