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2005/05/30

21グラム

製作年:2003年
製作国:アメリカ 
監 督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 

信仰に篤く懸命に働きながら家族を養っている前科持ちのジャック。かつてドラッグに溺れていたが、今ではその依存も絶ち優しい夫と2人の娘と共に幸せに暮らしていたクリスティーナ。心臓移植手術を受けないと1カ月の命しかない大学教授のボール。決して出会うはずのない三人であったが…。

始まりは終わりであり、終わりは始まりである。その瞬間の選択が良かったにしろ、悪かったにしろ、必ず結果を残す。その結果がまた次の行動の起点になるのだ。そうして人生は続いていく。その事を強く感じさせる時系列をバラバラにした構成でありました。

メキシコの新鋭イニャリトゥ監督は、前作「アモーレス・ペロス」(1999)でも交通事故が人の運命を変えてしまう重要な出来事として登場する。あまりに身近な悲劇として我々日本人が見ても容易に感情移入できる設定だ。

主演3人がそれぞれに重厚な演技を見せてくれるが、特に印象深いのは、事故を起したジャック(ベニチオ・デル・トロ)のことである。あれだけ信仰厚く人生を大切に歩んでいこうとしたのに、あらたな罪を犯してしまうことになる。その皮肉さにやりきれない思いが残ります。

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コメント

いつもTB、ありがとうございます。
なんだか今日はTBがうまく作動しないみたいで、
もしかしたらダブってTBしてあるかもしれません。
どうか、お許しください。

ここのブログはよくお邪魔させてもらっていますが、
分け隔てなく、いろんなジャンルの映画を観てらっしゃるようで、
感心します。
これからも我がブログ共々、仲良くしてやってください。

投稿: きのこスパ | 2005/05/30 23:03

TBありがとうございました!
時間軸のコメントに「なるほど〜〜!!」と感嘆してしまいました!私はそこまで感じ取れなかったので、それを感じとれてたら私も★四つつけてたかもしれません…!
続けてコメント失礼しました〜!

投稿: ペペ山口 | 2005/06/01 20:48

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