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2005/05/22

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

製作年:2003年
製作国:アメリカ
監 督:アラン・パーカー

死刑制度反対運動家で大学教授だったデビッドは元同僚のコンスタンスを殺害したとして、死刑宣告を受ける。死刑執行の3日前、ゲイルは女性記者ビッツィーを指名し自分の手記を残そうとする。金網越しにデビッドから事件の経緯を聞き、ビッツィーは冤罪事件であることを確信するが…。

アラン・パーカー監督の映像センスは卓越したものがある。メモ書きを画面に挿入するタイミングなど、画面にいいリズムを生んでいる。

本作品は死刑制度の是非を問うのがテーマである。しかし、気になるのは冤罪の有無という限定された範囲でテーマが収縮されてしまった点にある。冤罪が立証されたときに、死刑が執行されていれば取り返しのつかないことになる。確かにそうであるが、では100%犯罪を立件できれば、死刑を執行していいのかという話になってしまう。そこがひっかかる。本来の意味で問題提起になっていないと感じる。

こうした先の読めない展開の主人公には、ケビン・スペイシーがまことに適役で重厚な存在感を見せる。

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コメント

こんばんは。
TBありがとうございます。
この映画では、ローラ・リニーの存在感に圧倒されました。
今後も注目していきたい女優ですw
こちらからもTB返しさせていただきました。

投稿: 小夏 | 2005/05/22 19:08

はじめまして。
「つっきーの徒然草」から参りました、つっきーと申します。
トラックバックのお礼が遅くなって申し訳ありませんでした。

相変わらず、ケヴィン・スペイシーが素晴らしい演技を見せてくれていて、それだけでこの映画は大好きな作品です。

私は自分の感想にも書きましたが、主人公の生き様に共感できなくて、「死刑制度」の是非を問う映画として観られませんでした。
自分なりの「死刑制度」への考えは持っていますが、この映画で描かれているようなセンセーショナルな冤罪のパフォーマンスが効果的かどうか、疑問に感じました。

これからもよろしくお願いいたします。

投稿: つっきー | 2005/05/25 09:16

ケビン・スペイシーが出てるだけでなんかあるんじゃないかと、斜めに見てしまうのは良くないなぁと思いながら見てましたが、やっぱり曲者でしたね。当分先になるかもしれませんが、感想書いた時はトラバしますね。

投稿: カヌ | 2005/05/26 00:21

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