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2005/05/27

戦場のピアニスト

製作年:2002年
製作国:ポーランド/フランス
監督:ロマン・ポランスキー

1940年、ナチス・ドイツが侵攻したポーランド。ユダヤ人でピアニストとして活躍していたシュピルマンは家族と共にゲットーへ移住させられる。42年には大勢のユダヤ人が収容所へ送られたが、シュピルマン一人が収容所へ連れられる人々の列から外れ、収容所送りを逃れることができたのだが…。
第55回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを、第75回アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、脚色賞の3部門を受賞

ナチス占領下のポーランドで迫害されていくユダヤ人。その過程をロマン・ポランスキー監督は淡々と撮っていく。自由を奪われた苛酷さが切実に伝わってきます。

しかし、この事を単にナチス・ドイツの悪行だけで済ますことはできません。特定の民族を理不尽に弾圧し自由を拘束しようとする権力体制は、世界各地にまだまだ存在しております。

本作品から教訓として学ばなければならないのは、シュピルマン(エイドリアン・ブロディ)に食料を与えたドイツ人将校の心持ではないだろうか。狂気の体制の中でも、個人の尊厳でやれることはきっとあるはずです。廃墟の中でピアノを弾く場面がそのことを感じさせ、とても哀切に聴こえた。

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コメント

ピアノを弾く事しかできなかったシュピルマンが何を思い、何を感じていだんだろう?なんてことを考えながらみていました

投稿: chibisaru | 2005/05/29 22:58

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