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2005/05/24

A2

製作年:2001年
製作国:日本
監 督:森達也

1999年9月。前作「A」(1998)に続き森監督は再びオウム施設を訪れた。そこにはマスコミが報道する一面とは異なる姿が見られた。立ち退き運動の中で信者と親しくなっていく住民。出所した上祐幹部が身を寄せるマンションを取り囲む右翼と、それをシャットアウトする警官隊の対立。1年後、撮影は終わるが…。

前作「A」が非常に素晴らしかったので、本作品をやっと観ることができて嬉しかった。前作同様に、マスコミ報道では知ることのできない映像がここにある。

日本各地に分散して活動を続けるオウム信者と地域ぐるみで反対運動を繰り広げる地元住民。騒然と報道されていた裏側で築かれていく奇妙でユーモラスな人間関係。マスコミの報道する事実は、多面体の一面でしかない。改めてそのことに気づかせてくれます。

事件以降、なお修行を続ける信者たち。それに激しく抗議する右翼たち。それぞれの中にカメラが入り生の肉声が聞ける本作品はとても貴重な記録であります。本当によく撮れたなぁと感服いたします。

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» A2/ふれあいを求めて [マダム・クニコの映画解体新書]
    信者と彼らの追放を願う市民との人情あふれるふれあいが面白い。彼らには行き場所がないから、オウム真理教の中だけでしか暮らしていけないし、尊師は今も大きな存在なのだ。  「宗教だから、修行ということなら信ずるままに何でもやる」と言い切る彼ら。  そうした妄信はオウムに限らず多くの宗教にみられるが、恐ろしいことだ。  オウムのような殺人ではなくても、さまざまな方面に進出して社会悪�... [続きを読む]

受信: 2005/05/25 00:48

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