フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白
製作年:2003年
製作国:アメリカ
監 督:エロール・モリス
元アメリカ国防長官のロバート・マクナマラは戦争の世紀と言われた20世紀に政財界の要職に君臨した。80歳を越えた今、かつての経験から自らが導き出した結論を21世紀への祈りを込め語ってゆく。
2003年第76回アカデミー賞でドキュメンタリー長編賞を受賞。
こういうドキュメンタリーを観て、初めて知ることがある。第二次世界大戦では経営の理論を応用し、攻撃の効率向上を図れたこと。その延長線に東京大空襲や原爆があったこと。歴史的事件の当事者の証言として、記録に残すことはそれなりに価値があるし興味深い点もある。
だが、釈然としないものが残るのは何故だろう。今のアメリカに、この「11の教訓」が生かされていないこと。そして、マクナマラが当事者であるにも関わらず、まるで他人事のように責任ある発言に聞こえない点にあるのではないか。
| 固定リンク
「製作年:2003年」カテゴリの記事
- ロボコン(2010.12.19)
- 珈琲時光(2009.04.13)
- アメリカン・スプレンダー(2008.08.05)
- ニュースの天才(2008.07.20)
- みなさん、さようなら(2008.06.23)
コメント