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2005/04/30

UNLOVED

「UNLOVED」★★★★
2002年日本 監督:万田邦敏
出演:森口瑤子 仲村トオル 松岡俊介 諏訪太朗

光子は市役所に勤める30歳過ぎの平凡な女性。職場ではほとんど目立たず地味に生きていて、不満のない日々を送っていた。ある日、仕事のためにたびたび市役所を訪れていた若手経営者の勝野にお茶に誘われる。勝野は光子に急速に惹かれていくが、光子は生活レベルの違う勝野に戸惑いを抱く…。

2002年みちのく国際ミステリー映画祭で上映された時、ゲストとして来場された万田監督の話を聞く機会がありました。監督の奥様で共同脚本を手掛けられた万田珠美は、「プリティウーマン」(1990年)などの従来の女性の描き方に強い不満を持っていて、その意向が強く反映された作品になっているとの事。こういう話がじかに聞けるから映画祭は楽しい。

「自分らしく生きる」というヒロイン光子(森口瑤子)の同じ言葉が、前半と後半では全く違って響いてくるのが興味深かったです。天候の描写も奥行きある表現となっている。

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   イントロは、雨が降っているかどうかを確かめる手のアップ。その後も重要なシークェンスの度に、人物は異なるがこのカットが多用されていた。これは“内省”がキーワードであることを暗示している。  多くの人は、目先の外的な要素だけで判断・行動しがちだが、主人公の光子は極めて冷静である。彼女は常に自分の内面を見つめつつ、“分”をわきまえて生きている“大人”である。  彼女の前では、どんな人でも子供に�... [続きを読む]

受信: 2005/04/30 22:04

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