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2005/03/28

ふくろう

製作年:2003年
製作国:日本
監 督:新藤兼人

国策によってつくられた東北のある開拓村。当初は20家族が入植したこの村も、今では38歳の母と17歳の娘が住むだけとなった。この荒涼たる不毛の地を開拓することはあまりにも困難で、みな次々と脱落し村を離れていったのだった。餓死寸前まで追い詰められた二人は、ある決心をするが…。
2003年モスクワ国際映画祭で大竹しのぶが主演女優賞を受賞。

新藤監督、91歳にしてこんなブラック・コメディを製作するとは!その事だけでも称賛に値します。デフォルメされた笑いの中に、国策に翻弄され、過酷な生涯を生きた人々の深い嘆きが聞こえてきます。

二人の母娘は、ある一線を越えて人間から動物になった。肉食動物が生きていくために弱小動物を襲うように、男たちを次々に殺害していく。男達が絶命するときに動物の鳴き声をかぶせているのは、そういった意味でないか。

彼女達を見守り続ける神々しいふくろう。

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