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2005/02/22

海猫

製作年:2004年
製作国:日本
監 督:森田芳光

1980年代半ば。薫はそれまで住んでいた函館を離れ、峠ひとつ隔てた漁村・南茅部の漁師・邦一のもとへ嫁ぐ。慣れない漁師の生活も、邦一に支えられ懸命にこなす薫。やがて二人の間には娘・美輝も生まれるのだ…。

人が生きていく中で、原因と結果は必ず生じてくる。本作がいびつに見えてくるのは、その原因がしっかり描かれておらず、結果ばかり目立ってしまうからだろう。

たとえば、薫(伊東美咲)が三角関係に悩むという結果は分るが、夫(佐藤浩市)との生活にどこが不満であり、どうして義弟(仲村トオル)に惹かれていくのか。都市生活者が漁業生活に慣れず、自分の居場所が見出せないという理屈は分るのだが、それが感情として伝わってこないのだ。

もっと本質的な心情を掘り下げて欲しい。でないと彼女の行動が身勝手なものとしか取れないのである。

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» 海猫 今年の140本目 [猫姫じゃ]
海猫   森田芳光 監督。 別に好きなわけじゃないんだケド、丁寧に、一生懸命作ったなぁ、、って感じ。 でも、セリフのイントネーション、地元の人が聞いたら、突っ込むんじゃないの?? それに、1980年代なのに、なんか、もっと古いお話しのような気が、... [続きを読む]

受信: 2005/07/13 16:45

» 海猫 [ネタバレ映画館]
 コンブ漁は夫婦でするものだ!と、また一つ勉強になった。  何だか、全ての展開が読めてしまうので、演技力がないと弱いなぁ・・・と、かなり冷めた目で観てしまいました。閉塞感漂う小さな港町において、海猫に比喩した逃げ出したい心を映像的には見事に表現できていたと思うのですが、それぞれの登場人物の心情変化が弱い。その中でも一番良かったのが、孝志役の深水元基でしょうか。伊東美咲も�... [続きを読む]

受信: 2005/07/13 19:43

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