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2005/01/10

誰も知らない

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製作年:2004年
製作国:日本
監 督:是枝裕和

2DKのアパートに引っ越してきたけい子と4人の子供たち。兄妹たちは父親がみな別々で、学校に通ったこともない。けい子がデパートで働き、長男・明が家事をし、兄妹の面倒を見ていた。そんなある日、けい子はわずかな現金を残し家を出ていってしまう…。
2004年第57回カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が日本人初となる主演男優賞をカンヌ史上最年少で受賞。

子供達を置き去りにした母親や、それに気が付かない周辺住民の是非に付いては、ここでは触れない。取り残されたという不条理な事態に対して、明(柳楽優弥)は何を選んでいったかということである。

彼は警察や児童相談所に助けを求めるという選択肢を知っていながら、4人の兄弟と一緒に生きる道を選んだのだ。そこには学校に行きたいとか、友達と遊びたいとかという子供らしい思いを断ち切る哀しさがある。

最初で最後になるであろう野球の試合に参加する場面が愛しく残る。

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コメント

ベストテン、やはりダントツ1位でしたか。

昨年7月、新聞広告制作用に、ビデオを貸し出され、1晩だけですがじっくり観ました。
9月に、劇場でしっかり観て、湿った画調の感覚が掴めました。

やはり最初に観たときが、一番心に届きました。
こんなにすごい映画は滅多にないと、震えたものです。

投稿: | 2005/03/14 22:46

TBさせていただきました
&TBありがとうございます!
何かを選び生きるという
考え方がなかったのかも知れませんね。
狭い世界で生きていた彼らには
そこがすべてで、それを打ち破ることは
母親をすてることになるのかもしれません。
とても切ない映画でした!

投稿: ケイティ | 2005/07/21 10:50

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