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2005/01/20

血と骨

製作年:2004年
製作国:日本
監 督:崔洋一

1923年。朝鮮・済州島から大阪へ渡った金俊平。彼は持ち前の腕力と上昇志向で自分の蒲鉾工場を構える。だが、並外れた凶暴さと強欲さで悪名も高く、近所だけでなく家族までがその存在を怖れていた…。

凄まじいほどの暴力で周囲を支配する金俊平(ビートたけし)。こんな男が現実に近くにいたら災難でしかないが、映画の中では哀切感を伴って存在する。

それはこの男の青春時代を映画の中では描いていないことだ。冒頭の大阪に着く船の場面だけ見せているが、それ以後はスッパリ切っている。

こんな酷い無茶苦茶な男にも、夢に瞳を輝かせていた希望の日々があったのだ。その事が峻厳に残りつづける。

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