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2004/11/20

溺れゆく女

「溺れゆく女」★★★(BS)
1998年フランス 監督:アンドレ・テシネ 
出演:ジュリエット・ビノシュ アレクシ・ロレ
 カルメン・マウラ マチュー・アマルリック

私生児として生まれたマルタンは、10歳のとき父のもとで暮らすようになった。20歳になったマルタンは父の死とともに、狂ったように家を飛び出した。やがてパリに住む義理の兄のもとへ転がり込んだ彼は、そこで同居人のアリスと出会う…。

どうしてアリス(J・ビノシュ)は困難な状況にいるマルタン(A・ロレ)の元から離れられなくなったのか。ここがこの作品のポイントである。

マルタンからその問い掛けが2度出てくるが、アリスの答えは「愛しているから」という台詞のみ。でも、その当たり前な言葉では説得力に欠ける。私はマルタンがアリスへの求愛の際に言った「ありのままの君が欲しい」という率直な言葉が鍵になっていると思う。

アリスの過去は、姉の思い出を話す場面しか出てこない。だが「ありのまま」でなかったのが、それまでのアリスの人生であったと推察される。

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