製作年:1987年

2005/06/18

アンタッチャブル

製作年:1987年
製作国:アメリカ
監 督:ブライアン・デ・パルマ

1930年9月シカゴ。エリオット・ネスは財務省から特別調査官として派遣される。禁酒法の下で密造酒をめぐりギャングたちの縄張り争いは次第にエスカレートし、市民の生活を脅やかしていた。中でもアル・カポネのやり方はすさまじく、シカゴのボスとして君臨していた。ネスはカポネを逮捕しようとするが…。
第60回アカデミー賞でショーン・コネリーが助演男優賞を受賞。

最大の見せ場となったセントラル駅での「階段落ち」の場面がやはり圧巻だった。スローモーションの中で激しい銃撃シーンが繰り広げられ、静謐で敬虔な思いにとらわれる。

そして、アル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロの存在感も凄まじい。宴席で野球の話をしながら、突然バットで男を叩き殺すシーンなどゾォーとするような狂気を感じさせる。

ただ、心理描写の掘り下げ方が浅く感じるところもあった。特に気になったのはマローン(ショーン・コネリー)がネス(ケヴィン・コスナー)に協力を決意するところ。彼が正義の志を捨て去らず、未だパトロール任務でいることへの鬱積があることは分る。が、ネスの協力依頼を一度断ってから承諾するまでの心理の変化がよく分らない。仲間の警察官から疎まれ、生命の危険すらある任務である。多くの修羅場をくぐり抜けてきた彼はそうした事を十二分に知っている筈だ。それなのに何故任務を引き受けようと決断したか? こういう所が甘いと作品に深みを感じなくなる。

| | コメント (0) | トラックバック (1)