ロッキー 4 炎の友情
製作年:1985年
製作国:アメリカ
監 督:シルベスター・スタローン
かつて、ニ度にわたり壮絶なヘビー級タイトルマッチを演じたロッキーとアポロは、今では固い友情で結ばれていた。ある時、ソ連のアマチュアチャンピオン、ドラゴが渡米し、ロッキーとの試合を要望する。そのニュースを聞き、アポロは自分が代わりに闘いたいとロッキーに直訴するのだが…。
本作品をロードショー公開時に観た時には、非常に面白く感激して観たのが、こうして約20年ぶりに観直してみると直線的で分りやすい描写に苦笑してしまう。シルベスター・スタローンが何を訴えたいのか、非常に明確でいいのだが、映画としての深みに欠ける。
とは言え、好きな場面がたくさんあることは間違えない。一作目の頃の貧困生活が嘘のように大邸宅に住み、スポーツカーを乗り回すロッキー(シルベスター・スタローン)。ドラゴ(ドルフ・ラングレン)との試合が決まりロシアの雪山でトレーニングに励む。その際、ドラゴが科学者によって最新鋭の機械的なトレーニングなのに対して、ロッキーはロッジにあるものを使って原始的なトレーニングを行う。この対比の妙。ロッキーに野性味が失っていないことを示す。そして、雪山に上ってガッツポーズをするのは、このシリーズのトレードマークのようなものだが、分っていても胸熱くなる。
ジェームズ・ブラウンの歌う「リビング・イン・アメリカ」が挿入されている。当時のMTVとリンクされた作りに、懐かしさを覚える。
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